
1:2023/05/24(水) 15:57:50.45ID:cm1WSgHq0●
初号機の打ち上げに失敗した日本の次世代ロケット「H3」について、文部科学省と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は24日、2号機は実際に使用する衛星は搭載しない方針を固め、同省の宇宙開発利用部会に報告して了承された。代わりに飛行性能の確認用装置を搭載し、確実な運用の早期確立に向けた各種データの収集に専念する。
2号機は今秋にも、国の先進レーダー衛星「だいち4号」を搭載し、打ち上げられる計画だった。だが、今年3月、開発費282億円の先進光学衛星「だいち3号」を搭載した初号機が打ち上げに失敗したことから、試験段階の新型ロケットへの実用衛星の搭載に懸念が広がっていた。ただ、研究用の超小型衛星は搭載するかもしれないという。
初号機の打ち上げ失敗の原因はまだ調査中のため、2号機の打ち上げ時期は不透明な状態となっている。
だいちは、光学カメラや電波で日本の陸域を中心に観測を行って防災に役立てるもので、打ち上げ時期が遅れれば、日本の災害防止対策に影響が生じる可能性がある。
また、2号機は当初の計画で主エンジン3基、推力を補助する「ブースター」は0基という、これまでにない方式を予定していたが変更。主エンジン2基、ブースター2基という、H2Aなどで実績が確立している方式に切り替える。
初号機は3月7日午前10時37分ごろ、鹿児島県の種子島宇宙センターから発射されたが、第2段ロケットのエンジンに点火せず、予定通りの飛行が困難になったため、地上から指令破壊の信号を送り爆破した。
JAXAは現段階で、第2段ロケットのエンジンの電気系統で、ショートや漏電が起きたことが原因である可能性が高いとの調査結果を報告している。
https://www.sankei.com/article/20230524-YMYY5WBKKFOCTOCYBERYZ2KOZM/
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